ピアノレッスンなのになぜソルフェージュをするの?

《音感》…歌うこと、聴くことによって確実についていきます。音感がつく、ということは、音が分かるようになるだけでなく、自分の出した音を細かい響き、音色にいたるまで聴けるようになります。

 

《リズム感》…体を動かして体全体でリズムを感じ取ることによって、ブレることのないリズム感が身につきます。このように体についたリズム感は演奏していく上でとても大事な財産になります。

 

《フレーズ感》…音楽にはフレーズがあります。フレーズを自然に感じることができる感性は、紙面上では身につきにくく、聴くこと、歌うこと、体を動かすことによって身についていきます。

 

《表現力》…音を自由に表現する力、これはイメージすることからはじまります。

絵や映像ででてきたもの(例:ウサギがはねている)を音に置き換えて(ピョンピョンスタッカートかな?)それを自分の体を使って音を出す、自分の耳で確認しながら音をつなげていく→このような一連のことを一瞬で行うわけですが、これを行うには

 

 ①イメージする力

 ②音をイメージする力

 ③身体能力(指の筋力などのコントロール)

 ④自分の音を聴く力

 

 などが必要です。それは、音楽をきいて動いたり、絵に表したり、またいろんな音を出してみたり、そのような積み重ねで自然と身につくものです。

 

*ピアノなど楽器をはじめるにあたって、『その楽器を楽譜どおりに弾く』だけでなく、上記のような力を同時につけていくことは、音楽を楽しむ上でとても大事なことです。